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木の直径を測る道具

このページはAustralian National University, Department of Forestry(オーストラリア国立大学、森林学科)Cris Brack上級講師の文献の一部を許可を得て翻訳したものです。



ファイバーグラステープ

メジャーテープは直径を間接的に測る道具である。テープで木のまわりを左の写真のように測る。その数値を円周率(3.1415...)で割ることにより木の直径を算出することができる。しばしばメジャーテープには片面は普通通りmm、cmの目盛りがついており、もう一方の面には円周率で割った値がついている。

テープはしっかりと木の幹の軸に垂直に巻かれるべきである。


ノギス

ノギスは固定アームと目盛り、可動アームから成る。固定アームは樹木の所定の高さにぴったり固定される。可動アームは固定アームと同じ高さに固定アームの反対側から木をはさむような形で固定される。そして目盛りを直接読む。ノギスは木の幹の軸に垂直にあてられるべきである。

ノギスのアームの長さは、少なくとも木の直径の半分以上はなければならない。アームの長さの限界により、小さな木しかはかれないということも起こり得る。自然の木でアームの長さが1m以上必要なものもあるが、持ち運び等不便であろう。

ノギスにはたくさんの選択肢があるが、最も広く使われているのは、軽い合金のノギスである。


スピーゲルレラスコップ(Spiegel Relaskop)

通称レラスコップ。洗練され、コンパクトで頑丈な機器である。木までの距離や木の高さ、直径を測ることができる。比較的高価である。


テレレラスコップ(Telerelaskop)

レラスコップに似た製品であるが、もう生産されていない。


クライテリオンレーザー(Criterion Laser)

重い機械、直径と距離を測ることができる。木からの距離はレーザーを使用して測る。ユーザーは望遠鏡から読取った数値を入力すると、コンピューターが直径を計算する。


ペンタプリズム(Pentaprism)

中くらいの重さと価格の、木の直径を測る機器。ペンタプリズムは可動式のプリズムで木の幹のイメージを本物の木に重ね合わせることにより、直径を測る。多くのユーザーがペンタプリズムの難しさを経験している。



以上の機器を6つの要素から採点した。

  • 価格(Price)
  • 精度(Precision)
  • 頑丈さ((Robustness)
  • 視準のしやすさ(Ease of sighting)
  • すばやく使えるか(Speed of use)
  • 携帯に便利か(Compactness)

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