ゴールデンウィーク中は、渓流釣りに山菜採り・潮干狩りと大忙しの予定でしたが、生憎の天気でほとんど実行出来ず、フラストレーションがたまっています。全然外で遊んでいないので肌真っ白です。

山菜採りに行けなかったので、近所の三角点でGNSSのデータ取りに行ってきました。

データ取りの目的は、弊社で取り扱っている、1周波/2周波GNSS用の後処理ソフトウェア(OnPoz)で、ヘミスフィアGNSSの測定精度が、どの程度まで精度が向上するかの検証。それと、カタログ通りの計測時間で後処理結果がFIXするか検証です。

20110513-OnPOZ_Banner_ON_EN.gif

OnPozのカタログでは、予測精度と条件は以下の通りとなっています。

2周波GNSS(R220、R320等)

Static 1cm ±2ppm(DRMS)

観測時間 10分-15分連続
衛星数 4個以上
条件 PDOP6以下

ON the FLY 2cm ±2ppm(DRMS)

観測時間 30秒連続
衛星数 衛星数5個以上
条件 PDOP6以下

1周波GPS(A100、SX Blue凝)

Static 1cm ±2ppm(DRMS)

観測時間 15-30分連続
衛星数 4個以上
条件 PDOP6以下

ON the FLY 2cm ±2ppm(DRMS)

観測時間 45分連続
衛星数 衛星数6個以上
条件 PDOP6以下

要するに上記条件をクリアした状態で、それぞれの観測時間で計測すれば、1cm〜2cm(DRMS)の精度が求められるわけです。2周波GNSSのR220やR320なら、最短で30秒間静止しているだけで、精度2cmの結果が求められるということです。早速検証してみましょう。検証機種は下記2機種です。

2周波GPS R220
1周波GPS SXBlue

検証を行った三角点情報は下記の通り。

基準点コード TR46542538501 
点名 永山新川 
冠字選点番号 K盟 3 
種別等級 四等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 旭川−旭川 
測地系 世界測地系 
緯度 43°49′33.5522 
経度 142°26′22.1648 
標高 139.33 m
ジオイド高 31.96 m
アンテナ高 m
平面直角座標系(番号) 12 
平面直角座標系(X) -19315.324 m
平面直角座標系(Y) 15241.116 m
縮尺係数 0.999903
基準点現況
現況状態 報告なし 20041114

R220,SXBlue兇之彗した検証データをOnPozのEZSurvで後処理した結果と、三角点の成果を比較した結果は以下の通りです。

R220

[10分計測(Static)]
DRMS 0.023m
2DRMS 0.046m
2DRMS Z 0.016m

[2分計測(On the FLY)]
DRMS 0.037m
2DRMS 0.074m
2DRMS Z 0.046m

[30秒計測(On the FLY)]
DRMS 0.046m
2DRMS 0.093m
2DRMS Z 0.012m

それぞれカタログスペックには少しだけ及びませんが、全てのデータがFIXしました。続いて1周波GPS SXBlue兇侶覯未任后

SXBlue

[15分計測(Static)]
DRMS 0.025m
2DRMS 0.05m
2DRMS Z 0.064m

R220のStaticでの結果とほぼ変わり無い精度です。2周波と比べて比較的安価なDGPSでもここまでの精度になります。cmオーダーの精度を求めるには、15分以上の計測時間が必要になりますが、それほど多くの点数を計測する必要が無く、1点につき15分以上の時間をかけることが出来るのなら、1周波のGPSで十分でしょう。
逆に、多くの点数を短い時間で高精度に計測したい場合は、2周波のGPSが最適です。最短30秒間計測するだけで、高精度な位置情報を求めることが出来ます。

後処理に使用する電子基準点データは、計測した翌日には国土地理院のHPで公開されますので、計測した翌日には高精度な後処理結果を求めることが出来ますよ。

後処理にご興味のあるお客様は是非OnPozをご検討下さいませ。詳細はこちら